◇◆花の色◆◇

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

<<   作成日時 : 2008/05/26 18:05   >>

トラックバック 0 / コメント 6

重苦しく、やりきれない思いに、押し潰されそうでした。。
画像

1972年2月、日本中がテレビに釘付けとなった。5人の若者たちが、長野県軽井沢の「あさま山荘」に立てこもり、警察との銃撃戦を展開したのだ。彼らは、革命に自分たちのすべてを賭けた「連合赤軍」の兵士たち。その後、彼らの同志殺しが次々と明らかになり、日本の学生運動は完全に失速する−。ベトナム戦争、パリの5月革命、文化大革命、日米安保反対闘争、世界がうねりを上げていた1960年代。学費値上げ反対運動に端を発した日本の学生運動も、三里塚闘争など、農民や労働者と共に、社会変革を目指し、勢いを増していった。活動家の逮捕が相次ぐ中、先鋭化した若者たちによって、連合赤軍は結成される・・goo映画より
監督・製作
若松孝二
音楽
ジム・オルーク
ナレーション
原田芳雄
出演
坂井真紀
ARATA
地曵豪
並木愛枝
佐野史郎
奥貫薫
大西信満
中泉英雄
伊達建士
伴杏里

単なる一つの事件としてしかこの出来事を知らない私は、その背景を知ることができれば・・と軽く考えて見に行ってきました。

でも、観ているうちに、観に来たことを後悔している自分がいました。
途中退席したくなる気持ちをぐっとこらえながら、3時間にもわたる映像を溜息とともに見続けました。

「戦争のない平和な世界にしたい」という崇高な目的から始まった彼らの行動は、やがて目的のためなら手段を選ばない暴力集団へと変貌していきます。
権力に対する闘争も、仲間の逮捕や脱走などの失敗を重ねるうちに段々と追いつめられ、ついに仲間への粛正へと移行していきます。
規律ある集団を組織するために、必要ないと見なされた者は「総括」の名のもとにリンチを受け、次々に殺されていったのです。
狭い空間の中、追いつめられていく彼らの、逃げ場のない状況に息苦しさを感じました。
こうやって人は洗脳されていくんだなぁとも思いました。

人が目の前で殺されていく。
ついさっきまで仲間だと思っていた相手に、仲間が殺されていく・・・。
目を背けることも、異を唱えることもできず、次は自分かもしれないと怯えながら、自分もまた殺人に荷担していくのです。
もしこの場に自分がいたら・・と考えると本当に恐ろしかった。

彼らは本当は、真面目な純粋な人達だったんだろうと思う。
国の将来のことや、人々の幸せについて、真剣に考えていたのだろうとも思う。

けれど、何かが間違っていた。

最後に最年少の少年が「勇気がなかったんだ!」と叫ぶシーンがありますが
「違う。それは間違っている。」と言う勇気があれば、彼らの暴走は食い止められたのかな。。。

この世代の方達の意見を聞いてみたくなりました。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
 この世代のちょっと下です。当時、連続爆破や空港での銃乱射など、過激派の起こした事件が続き、主義主張の是非はともかく嫌悪感しか持てませんでした。
 あの時代・世代の生真面目さ、純粋さ、一途さ、パワー、そして行き着いた先の過激さは何だったのか、これらの「暴挙」によって生まれてしまった「シラケ世代」の私には到底理解できないものでした。学生時代、この世代の「生き残り」の方々と議論もしましたが全くかみ合わず、ほんの数年の違いなのに深い溝があったように思います。こういった事件によって「彼ら」の方がどんどん溝を作っていったという方が正しいかもしれません。
 私が学んだことは、抽象的な理念が先行し、具体的な個人が失われることの恐ろしさだけ。同じように純粋さが狂気に結びついた事例、例えばオーム真理教事件を見るに付け、人はある程度不真面目に生きた方が良いかな、などと不埒なことを思います。
 こんな短い文では意を尽くすことは出来ませんが・・・
彩季堂
2008/05/26 20:22
☆彩季堂さん、おはようございます♪
まず、この記事に関してコメントしてくださったことに感謝します。
実は、私がこの映画を観たいと思った動機の一つに、子どもの頃同級生が言ったこんな言葉があるのです。
「殺人は悪いことでしょ?でもね、革命が成功すれば、その殺人者だって英雄になるんだよ」
どんな経緯でそんな話しが出たのか全然思い出せませんが、いつもはリーダー的存在の穏やかな男の子の口から【殺人】という言葉が出たことや、過激なテロ行為を擁護する発言が出たことにびっくりしました。
この映画の中にも【革命】という言葉が良く出てきました。
言葉は悪いですが、彼らはヒーローになることを妄想していたのでしょうか?
大衆の理解を得られなければ、それがどんなに素晴らしい大義名分を唱えていても指示されない。
彼らの最大の敗因は、独りよがりだったことにあるのかな・・とも思いました。
彩季堂さんが不真面目だとは全然思いませんし、むしろ真面目な方だなと思います。
日々流されがちな私には衝撃的な映像でしたが、いろんなことを考えさせてくれる良いきっかけになりました。
おのこま
2008/05/27 10:17
>独りよがりだった
まさにそれがキーワードですね。つまり「強い純粋な信念」の暗黒面。自分を客観的に見る、それが出来ない盲目的な若いパワーだからこそ成功する変革もあるんでしょうけれど。

たとえば左翼革命と軍部独裁、成り立ちは全く違うのに、行き着く先は似たり寄ったり。巡り巡って、チャップリンが「独裁者」で言いたかったことにも通じる気がします。
彩季堂
2008/05/27 10:39
独裁者が「盲目的な若いパワー」を利用している国と、対峙していかなければならないのが 今の日本の現状でもあるんですよね。。
怖いなぁ・・。
おのこま
2008/05/27 11:25
私は60年代、70年代の音楽が大好きなので、その時代背景にも大変興味があります。(ちなみに私は60年代生まれです)
今より人々が熱かった時代で、あこがれる部分もあるのですが、このような事件も一面としてあるんですよね。
カリブ
2008/05/27 23:49
☆カリブさん、こんにちは♪
コメント有難うございましたm(_ _)m
>今より人々が熱かった・・
そうですね。戦後の混乱から復興を果たし、人々が豊かさを求めてひたすら走り出していった。
きっと今よりずっと手応えのある、熱く希望に満ちた時代だったんでしょうね。。
おのこま
2008/05/28 14:11

コメントする help

ニックネーム
本 文